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ジェフリーサックス教授 オックスフォードで講演

Time誌による世界に最も影響力のある100人に二度選出されている、コロンビア大学地球研究所長ジェフリーサックス教授が、10月20日、James Martin 21st Century Schoolのイベントで、グローバルガバナンスに関して講演を行いました。 

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教授は“Global Challenge is your challenge” と切り出し、我々が解決しなければならない4つの問題を提起しました。

1. グローバルマクロエコノミーのコントロールと金融安定化
2. アメリカ主導によるグローバルガバナンスからの離脱
3. 経済の持続的成長へむけた、世界的な取組みの必要性
4. 世界中のすべて国々に資金がいきわたる、金融システムの強化

金融システムの安定化に関しては、世界恐慌後にルーズベルト大統領が金融システムに規制をかけてからの40年間は株価の大暴落はなかった事実をあげ、政府が金融システムに規制をかけるべきであると提言されていました。
また、教授は、アメリカという一つの国が導く世界システムではなく、(アジア大陸で見られるような)バランスの取れたシステムに移行すべきであると述べられました。
そして、良い経済システムの見本としてはスカンジナビア諸国を例にだしていました。

教授がもっとも力をこめておっしゃっていたのは、世界の貧困の問題です。数万人という人々が飢餓で毎日死んでいるという現実がありながら、現在の政治はそれを解決する手段を持っているにもかかわらず、実行をしていないという点を批判していました。

最後に、教授は一番好きなケネディ大統領のスピーチを紹介して、講演を終えました。

So, let us not be blind to our differences--but let us also direct attention to our common interests and to the means by which those differences can be resolved. And if we cannot end now our differences, at least we can help make the world safe for diversity. For, in the final analysis, our most basic common link is that we all inhabit this small planet. We all breathe the same air. We all cherish our children's future. And we are all mortal.

講演の内容に加え、教授のスライドも一枚も使わずに聴衆を惹きつけ、質問に丁寧に答える姿に多くのものを勉強できた一日でした。
  1. 2009/07/28(火) 07:42:20|
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