Oxford MBA 日本語サイト

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9.カレッジ紹介

ビジネススクールに通学するMBAとしてだけでなく、オックスフォード大学の一員として、どこかのカレッジに所属し衣食住を他学生と共にすることになります。修士課程の学生の社交の場所であるMCRというものを通じ、多くの学生と交流を深めることになるでしょう。2009年8月末日現在、オックスフォードには44のカレッジ、ホールがあり、それぞれ独自の文化、歴史、伝統を保っています。

ここでは有志が所属している(していた)いくつかのカレッジについて紹介していきます。今後、紹介するカレッジの数を増やしていく予定ですが、現在のところ一部のカレッジのみとなっております。

尚、各カレッジの公式サイトへはこちらからどうぞ。

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Wolfson College(執筆者:T.K.)

Wolfson Collegeは、1966年に設立されたOxfordでは比較的新しいカレッジで、市の中心部から徒歩で20分程度離れた北部に、1つの町のように存在しています。修士課程在学生以上に開かれたカレッジであり、歴史、文学、人類学から化学、医学まで幅広い分野の学生が集まっています。

Wolfsonは、家族連れ向けの住居施設が充実したカレッジの一つです。特に、子供連れの方の場合(利用状況にもよりますが)、比較的スペースの広いフラットを割り当ててもらえる可能性があります。又、広い敷地を活用し、住居がすべてカレッジの周囲に設けられているのも、カレッジで学び、生活する上での利点の一つだと思います。

私は、Wolfson 内の住居に家族連れで入っていますが、周囲はほとんどが客員研究員や、教授、博士課程の学生といったその道のプロフェッショナルです。人格的にも家庭的にも穏やかで落ち着いた方々が多く、日々のやり取りや時折開かれる各種のパーティーを通じてご近所づきあいを満喫しています。

Wolfsonは、住居以外の施設・生活のサポートでも充実しています。深夜まで解放された図書館、Oxfordには珍しく家族も参加が許される食堂での食事、サッカー場、テニスコート、バスケットボールコートなどのスポーツ施設、ダイニングホールで開催される演奏会など、学生生活をサポートする存在には事欠きません。カレッジ内にパンティングが可能な池もあり、夏季には涼やかな雰囲気を満喫できます。市の中心部からは若干離れていますが、徒歩10分程度圏内に買い物や外食等が可能な商業地もあり、カレッジを中心に生活を完結させることも十分可能な体制です。

中でも、0歳~4歳児を帯同して学んでいる学生にとって、Wolfsonが自前で保有する保育園のメリットは計り知れません。申し込み数は多いものの、Wolfsonの学生は抽選時の優先順位比較的を高く設定してもらえるため、入園の可能性が高くなっています。

古いカレッジに比較して、有名な卒業生の有無で歴史の浅さを感じることがありますが、特に家族連れの方にとって、生活・学びの本拠地として、Wolfsonは最高の場所だと考えています。

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Green Templeton College (GTC)(筆者:H.S.)

2008年に、Green CollegeとTempleton Collegeの合併によって創られたオックスフォード大学で一番新しい大学院学生向けカレッジです。もともとGreen CollegeはWelfare、Templeton Collegeはマネジメントに注力したカレッジであり、GTCは薬学、教育、MBAを履修している大学院生が大半を占めています。カレッジ自体はSBSから少々遠いのですが、SBSのすぐ裏手にRACという名称のアコモデーションを有しており多くのMBA生がそこに暮らしています。

GTCの食事は定評があり、ランチ、ディナー共にとても美味しいです。
またアットホームなカレッジであり、パーティ、ワインテイスティング、レクチャー・ディスカッションなど毎晩のようにイベントが開催されています。レクチャー・ディスカッションイベントについてはHuman Welfare、HealthcareやEducationに関する議題が多いように感じます。

クラブ活動も盛んであり、とくにボート部が強いようです。今後トレーニングジムを建設するようですので、その他のクラブ活動もますます繁栄するのではないかとおもいます。
他の多くのカレッジと異なり、大学院生に特化したカレッジであることからMatureな議論を楽しめるという意見も聞かれます。

難点としては、RAC以外のアコモデーションは少々SBSから遠いという点、RACもGTC本体から少々遠いという点でしょうか。なお空室ができれば期中の移動もできるようです。SBSのできる限り近くに住みたいという方にとっては、RACは最高の環境であるように感じます。

GTC (2)-5


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The Queen’s College(筆者:T.M.)

ビジネス・スクールでの生活に加えて、クイーンズ・カレッジでの生活は、オックスフォードの学生生活を2倍、いや3倍楽しくしてくれるものです。
クイーンズ・カレッジの魅力は色々とありますが、大別すると以下です。
(a) 古い:どうせオックスフォードで学生をするなら、伝統ある古いカレッジに所属したいと思う人も多いかもしれません。クイーンズ・カレッジは1341年設立の古いカレッジで、哲学者のJeremy Benthamや天文学者のEdwin Hubble等、錚々たる卒業生を輩出しています。その伝統ある建物からオックスフォードの歴史を十分に堪能できます。
(b) 図書館:「世界の美しい図書館25選」に選ばれる程、クイーンズの図書館は威厳と品格に満ちています。この図書館で勉強していると、なんか「勉強した気」になります。図書館にはビジネスとは全く関係の無い、「値段のつかない」本が置いてあります。良い(崇高な?)気分にさせてくれる場所には違いありません。
(c) 庭園:クイーンズの庭は、数あるカレッジの中で、特に美しいと言われている庭です。芝生の手入れが行き届いていて、いつみても心が洗われます。日々の生活の心の癒しです。
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(d) みんな仲良し:クイーンズは、“伝統的”に学生仲が非常に良いカレッジのようです。7名いるMBAの仲間は特に仲良しで、カレー・パーティを開いたり飲み会をしたりと、週末は忙しいです。他分野の学生さんとの交流も多く、彼(女)等と一緒に食事をしたりサッカーしたりコモン・ルームで映画を観たりして、勉強以外にも本当に充実したSocial Lifeを送ることができます。もちろん、彼(女)等から学ぶことも多いです。
(e) ご飯が美味しい:筆者は、週の半分くらいはカレッジの食堂で食事をしております。格式ある食堂も魅力なのですが、ご飯がとにかく安くて美味しいです。食事も楽しみの一つです。
(f) 寮:クイーンズの大学院生は、大学院生用学生寮に住むことが確約されています(他のカレッジでは、キャパシティの問題から自分で住む場所を探さなければいけない場合もあります)。ビジネス・スクールまで徒歩10分、クイーンズのメイン建屋まで徒歩10分、サッカーグラウンドまで徒歩10分、市の中心まで徒歩5分と、勉強にも、日々のカレッジでの食事にも、スポーツにも、飲み会にも便利です。設備は立派とは言えませんが、シャワーとトイレが各個人の部屋についていて、インターネット完備で、月400ポンドくらいなので、文句はありません。
(g) 聖歌隊:オックスフォードのカレッジで最も素晴らしいと言われている聖歌隊です。理由として、クイーンズには音楽科の生徒が多いからかもしれません。そんな素晴らしい聖歌隊のようなのですが、白状すると一度も聴いたことがありません。。。でも、でも、良いことには違いないようです!

完璧なカレッジと言いたいところですが、欠点もあります。
(a) 古いカレッジに共通して言えるのですが、家族向けの寮が充実していません(無いかもしれません)。家族がいる友人の一人は、自分でアパートを借りて生活しています。もっとも、彼は英国人なので、自分でアパートを探すことを苦痛とも思っていないようですが。


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Lady Margaret Hall(筆者:A.Y.)

1878年に創られた、オックスフォード大学で初めての女子学生向けカレッジです。現在は共学となっていますが、かつての名残が随所に感じられます。

まず、レンガ造りの建物が非常にかわいらしいです。広い庭もよく手入れされ、美しいです。Beautifulというより、Prettyという形容の方がしっくりくる環境です。教会も、街中のカレッジのように荘厳で大きいものではありませんが、本当に信仰のことを考えて造られたことが感じられる、温かみのあるものとなっています。
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オックスフォード大学の特徴としてチュートリアル制度がありますが、LMHのチュートリアルは特にアットホームで有名とのことです。私もプリンシパルや院生向けチューター代表、カレッジアドバイザーと何度も面接を行っておりますが、単に勉学上のことのみならず、家族のことや将来のことまで相談に乗ってくれ、また有益なアドバイスをくれました。活用したことはありませんが、単に「気分が落ち込む」等のレベルの相談も、快く受けてくれるとのことです。

MCRも皆仲が良く、頻繁にイベントが開催されています。毎晩誰かしらが何かしらのイベントを執り行っている印象です。印象としては理系の院生が多いと感じています。MBA以外の話を聞くいいチャンスだと思います。クラブ活動も盛んです。

ダイニングもかわいらしく、また荘厳で素敵です。料理はそこそこだと思います。デザートはとても美味しいです。

少しSBSから遠いのが難点ですが、独身向けのアコモデーションも申し分なく、十分な数が用意されています。特に1年目の学生(SBS含む)には必ず部屋(独身部屋)を提供することを約束しており、インターナショナルの学生には有難いと思います。

また、これまではやはり他の多くのカレッジと同様、学部生に力点が置かれていたのですが、今後は院生も多く受け入れていきたいという方針から、来年以降、Graduate Centreという大規模なセンターが建設されることになっています。その中には院生向けの新寮も含まれるということですので、今後はより院生にとって快適なカレッジとなると思います。

ただ、難点として、家族向けサービスが全くないということが挙げられます。家族寮は一つもないため、家族持ちの学生はカレッジ外で部屋を探さなくてはなりません(Graduate Centreにも造られないとのことです)。カレッジのイベントやMCRのイベントも週末や夜に開催されることが多く、家族がいるとなかなか参加しづらいことが多いです。その点で、独身者やカップル向けのカレッジであると思います。




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  1. 2009/08/11(火) 18:01:25|
  2. 未分類